トピックス2012
第15回アジア・パシフィック大会中国で初めての国際キャンプ大会
第15回アジア・パシフィック大会が9月13日（金）から17日（月）まで中国の北京で開催されます。会場は北京国際空港からわずか15分に位置する蟹島(シエダオ)リゾート。ここに韓国、台湾、日本、中国をはじめとして、世界各国からキャンパーが参加して様々なイベントやオプショナルツアーを通して互いの親睦と交流を深めるとともに、中国の歴史、文化、自然に接します。
今回のアジア・パシフィック大会では特筆すべきことが幾つかあります。
[1] 第1回中国オートキャンプ大会
急速な勢いで近代化・工業化が進んだ中国は、昨年GDPで日本を抜いて世界2位の経済大国になりました。このような背景のもとでレジャー、とりわけオートキャンプに対する関心が高まっています。そこで今回は第1回中国全国キャンプ大会を同時開催して、多数の学生やファミリーの参加を募るとともに、テレビ､雑誌､新聞などメディアによる積極的な報道を図ります。今回の大会は中国で最初の大規模なオートキャンプの普及イベントとして歴史に刻まれるでしょう。
[2] エコグリーンリゾート
大会会場となる蟹島リゾートはエコグリーンリゾート（緑色生態度暇村）として位置付けられています。展示場、ホテル､レストラン､遊園地などさまざまな施設の背後に広がる土地に有機農場、果樹園、牛・豚・鶏などの畜産施設、蟹や魚の養殖場、食品加工工場、汚水処理施設などを設けて、自給自足的な循環型経済を実現しています。蟹島は自然の生態系を最大限に活用した独特の経営法で内外の専門家の注目を集めています。
[3] キャンピングカーショー
現在中国にはキャンピングカーを年間3000台生産するアジア最大のRVメーカーであるセンテックをはじめ多数のコーチビルダーが誕生しています。それでも国内で急激に高まる需要に追い付かず、60％は欧米から輸入しています。そのため中国は近い将来アメリカやヨーロッパに匹敵するRV大国になると予想されています。このような状況に対応して今回の大会ではキャンピングカーショー｢中国RV＆アウトドア展示会｣が同時開催されます。センテックをはじめ国内外のメーカーが多数出展し、最大級のショーになると見られています。
[4] シンポジウム
中国政府は近い将来世界有数のRV大国になるという展望のもとで、全土にオートキャンプ場(RVパーク)を整備する方針を国策として打ち出しています。そのため欧米から大手RVメーカーやディーラー、キャンプ場経営会社、投資会社などが続々とこの巨大なマーケットに進出しています。そこで大会期間中に｢ハイライトRV&キャンピングフォーラム｣を開催し、中国､ヨーロッパ、アメリカ、日本から専門家を招いて、中国市場の現状､今後の動向や施策についてRV、キャンプ場、行政などの視点から報告および提言を行います。
オール・イン・キャラバニング中国版「キャラバンサロン」
毎年8月にドイツのデュッセルドルフでヨーロッパ最大のキャンピングカーショー｢キャラバンサロン｣が9日間にわたって開催されています。｢キャラバンサロン｣には20か国以上600近いメーカーやディーラーが出展し、世界各国から約16万人が訪れます。キャラバンサロンを運営しているメッセ・デュッセルドルフは8月10日から12にまで、キャラバンサロンの中国版「オール・イン・キャラバニング」（中国名：中国房車展覧会）を開催しました。会場は北京の中国農業展覧館で、屋内10ホールと屋外展示スペースあわせて2万平方メートルの展示会場に約240社が出展し、展示車両は200台を越えました。
