トピックス2005

台湾で第７０回ＦＩＣＣ世界大会開催

１０月７日から１６日まで、台湾東部の景勝地、花蓮（ファーレン）県にある鯉魚潭（リウタン）で第７０回ＦＩＣＣ世界大会が開催されました。海外キャンパー１５０人を含む約１２００人が参加。台湾キャンパーの熱いホスピタリティーに迎えられて、パーテイー、エンターテインメント、ツアー、シンポジウムなどを通して国際交流・文化交流を深めました。

アジア・パシフィック委員会

大会期間中に開催されたアジア・パシフィック委員会の会議に日本、韓国、台湾の代表が出席しました。２００６年１１月に日本の竜洋オートキャンプ場で開催される第１０回アジア大会の詳細について説明が行われました。第１１回アジア・パシフィック大会は台湾で中華民国露営協会の主催によって開催されることに決まりました。このとき同時に青少年を主体とする「第１回アジア・パシフィック・ユースラリー」を開催することが提案されました。また、英語を公式サイトとするアジア・パシフィック委員会のホームページに、従来の日本語ページのほかに、今回新たに韓国語のページが加わったことが報告されるとともに、今後中国語のページの作成にも取り組むことになりました。

イタリアで第６９回ＦＩＣＣ世界大会開催

７月２８日から８月６日まで１０日間、イタリアのボローニャで第６９回ＦＩＣＣ世界大会が開催され、２８カ国から１７００余名が参加しました。大会期間中の８月３日、ボローニャ市内の会議場で持たれたＦＩＣＣ総会において、２００８年のＦＩＣＣ世界大会は韓国で開催されることが決定しました。この年ヨーロッパでは世界大会を開催しないため、世界大会がアジアのみで開催されるのはＦＩＣＣ史上初めてです。また新しい会長にジョアオ・ペレイラ氏 （ポルトガル）が３６歳という史上最年少で選出されました。これまで３期９年間ＦＩＣＣ会長を務めたラルス・ダールベルク氏(フィンランド)は名誉会長に就任しました。

第10回アジア・パシフィックオートキャンプ大会決定

日本オート・キャンプ協会は、第10回アジア・パシフィックオートキャンプ大会（第36回全日本オートキャンプ大会と併載）を２００６年１１月２日（木）～５日（日）の４日間、静岡県磐田市の竜洋海洋公園オートキャンプ場で開催することを決定しました。同キャンプ場は今年３月にＦＩＣＣ会長ダールベルグ氏が視察に訪れ、環境活動や施設、立地環境などから「欧州レベルでも先進的なキャンプ場」と話したという５つ星の高規格キャンプ場。収容数はオートキャンプ45台、フリーサイト27張り宿泊施設はコテージ、トレーラーなど13棟と中規模ながら、周辺施設は温泉施設からレストランまでと海外からの参加者を受け入れる十分な施設を備えています。

オートキャンプの日

(社)日本オート・キャンプ協会は５月の第３土曜日を「オートキャンプの日」と定め、今年の５月２１日から全国一斉に記念行事を展開することにしました。北海道をはじめ九州、沖縄まで日本全国でキャンプができるシーズンとしてこの時期が選ばれました。記念行事に参加する全国のオートキャンプ場でさまざまな催しが行われるほか、全国各所で「素敵なオートキャンプ」カードが配布されます。

韓国から視察団

２００８年ＦＩＣＣ世界大会の誘致に立候補を表明しているＫＣＣＦ(韓国キャンピング＆キャラバニング連盟)は、３月にＫＣＣＦ、京幾道および国との間で京幾道内の加平郡（カピョングン）が開催地として決定しました。これを受けて日本の高規格オートキャンプ場を視察して大会会場となるオートキャンプ場の設計および運営のノウハウを学ぶため、韓国オートキャンプ連盟（ＫＣＣＦ）総裁、事務局長、加平郡の副郡守（副市長）、観光課長、建築家など総勢９名が、４月２２日から２６日まで日本を訪れました。一行はエコキャンプみちのく（宮城）、大子オートキャンプ場（茨城）、フォレストパークあだたら（福島）、竜洋海洋公園オートキャンプ場（静岡）を視察しました。

アウトドア２００５

アジア最大のアウトドアの祭典 「アウトドア２００５ 日本オート･キャンプショー」が4月2日・3日の２日間、国立代々木競技場園地で開催されました。両日とも天気にめぐまれ、２日間で８万３６７０人の来場者が訪れました。自動車メーカー、ＲＶ、キャンプ用品メーカー、キャンプ場などが多数出展。ステージではトークショーやクイズのほか、オカリナコンサートが行なわれました。また場内では丸太切り競争も行なわれ、人気を集めました。

国際シンポジウム「オートキャンプの未来と環境」

３月２２日（社）日本オート・キャンプ協会は東京で「オートキャンプの未来と環境」と題する国際シンポジウムを開催しました。国際キャンピング・キャラバニング連盟（ＦＩＣＣ）会長ラルス・ダールベルグ氏は、基調講演「欧州における持続可能なツーリズムを目指すＥＵエコラベル」において先進国の事例に基づく提言を行ないました。続いて各界を代表する識者によってパネルディスカッションが行なわれました。シンポジウムの最後に、「オートキャンパー憲章」が提言され、今後の指針として採択されました。

ＦＩＣＣ引越し

ＦＩＣＣ（国際キャンピング＆キャラバニング連盟）の本部が２月１日に引っ越しました。移転先は同じブリュッセル市内のオフィスビルの最上階で、ブリュッセル中央駅のほぼ正面という極めて好立地。新しい住所は次の通りです（電話／ＦＡＸ番号は従来のまま）。

F.I.C.C.Central Building Rue des Colonies 18-24, bte 9 B-1000 Bruxelles