第70回世界大会　ind　台湾

２００５年１０月７日から１６日まで、台湾東部の景勝地、花蓮（ファーレン）県にある鯉魚潭（リウタン）で第７０回ＦＩＣＣ世界大会が開催されました。海外キャンパー１５０人を含む約１２００人が参加し、台湾キャンパーの熱いホスピタリティーに迎えられて、パーテイー、エンターテインメント、ツアー、シンポジウムなどを通して国際交流・文化交流を深めました。

大会会場から約２キロメートル離れた鯉魚潭湖畔で行われた開会式では台湾キャンピング＆キャラバニング・クラブの陳盛雄会長や来賓の挨拶に続いて、ＦＩＣＣの会長がスピーチをして大会の開会を宣言しました。するとＦＩＣＣの旗をひらめかせたモーターボートが現れ、湖を２、３周したあと、岸に運びました。それを華やかな衣装をまとったアボリジニの５人の女性が受け取ると、朗詠しながらメインポールまで運び、酒で周囲を清める儀式を行ってから、ボーイスカウトに手渡しました。ＦＩＣＣ旗はベートベンの第９交響曲「歓喜の歌」のメロディーに合わせてメインポールに掲揚されました。

大会期間中、キャンプと環境教育」をテーマとするシンポジウムが台湾観光経営監理専科学校で「行われました。台湾、日本、フィンランド、デンマークからパネリストを迎え、＜エコキャンプ＞について発表、討議しました。

アジア・パシフィック委員会の主催でレセプションが行われ、台湾、韓国、日本のキャンパーをはじめ、各国の代表を招待しました。事務局長の挨拶の後、委員長より過去アジア・パシフィック地域の活動に貢献した団体および個人の表彰が行われ、記念品が贈呈されました。さらにＦＩＣＣ会長より、今年イタリアのボローニャで開催された第６９回ＦＩＣＣ世界大会に５２人参加したＫＣＣＦの張慶宇総裁にＦＩＣＣ杯が手渡されたました。最後にＦＩＣＣ理事を４期１２年間務めた明瀬一裕氏に金メダルが授与されました。